Iさん(40代女性)は立ちっぱなしのお仕事を10年間続けてきたのですが、
両ひざの半月板の損傷に加えて鵞足炎(がそくえん)も併発されています。
Iさんの膝は、両ひざの半月板の損傷で
歩いたり、立ち続けると膝の内側に痛みを感じます。
更に左足は,鵞足炎(膝の内側にある鵞足という腱周辺に炎症を起こし
痛みを起こす症状)が加わり、完全に曲げ伸ばしができない状態で、
時々,膝に激痛を感じることもあるそうです。
常に足を引きずるように歩くIさんは、杖が手放せない生活が続いていました。
病院へ行っても改善しない“もやもや”を抱えながら、
インターネットを検索していたところ偶然こちらを知ったそうです。
施術をするためベッドに上向きで寝た時は、
左膝が完全に伸びきらず痛みもあったので、
膝の裏にクッションを入れての施術でした。
膝の痛みは、1回目の施術から改善がみられ、
Iさんご自身も手ごたえを感じたそうです。
病院では、半月板損傷の治療は、シップや投薬による保存療法に始まり、
痛みが強くなったり、膝がロックして動かなくなるような症状がみられると、
手術を勧められます。
手術をして半月板損傷の改善する方もいますが、私たちのところには、
術後も同様に痛みが治まらず、膝も曲げられない患者さんが多く来られています。
半月板損傷や鵞足炎患者さんの体を診ていくと、
筋肉の硬さが膝周辺のアンバランスを引き起こし、
本来なら平らに接するスネの骨とモモの骨の面が、
偏った接地になってしまうことで、半月板や鵞足などの腱に
負担をかけ、痛みを起こす原因のひとつだと私は考えています。(画像参照)
https://www.astellas.com/より出典
Iさんの場合、膝関節を動かしている硬くなった筋肉を柔軟にすることで、
膝の曲げ伸ばしが毎回来られるたびに楽になっていることを報告してくれました。
以前は、杖を使っても階段を上り下りすることは不可能だったのに、
今ではそれもできるようになりました。
Iさんは、痛みが辛くて大変な時期を過ごされましたが、
今までの生活習慣を見直し始めたことで、少しずつではありますが、変化してきました。
この痛みが自分自身を見直す時期だと見据えて、
体のために何ができるか、もっと考えて生活を送られるようになりました。
こちらからお伝えしたセルフケアを毎晩やり続け、
休日は近くの温泉で体をゆっくり温めているそうです。
仕事も、膝のことを考えて今度は立ち続けない仕事を見つけ
近日中に新たに仕事を始めるそうです。
「自分の体は、良いも悪いも結局自分持ち」とIさんは、おっしゃられます。
私も同感です。
体は一生付き合っていくもので、替えの利かないものだからです。
最優先で体を思っているIさんだからこそ、遠くないうちに、
膝の曲げ伸ばしも完全にできると思います。
Iさん、一緒に頑張りましょう。
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