腱鞘炎・ばね指・ヘバーデン結節(変形性指関節症)を克服してフルートを楽しんでいるTさん

Tさん(50代女性)は、1年前くらいから両手の指に違和を感じ始めました。

 

長年続けているフルートの演奏を楽しんでいるTさんでしたが、

穴を指でしっかり押さえようとすると、痛みを感じるようになったそうです。

 

ペットボトルのフタを開けようとすると痛みを感じ、

やがて箸を使うことも辛くなるなど生活にも支障をきたすようになり病院へ行くことにしました。

 

病院では、右手は腱鞘炎左手は ばね指とへバーデン結節(変形性指関節症)と診断を受け、

痛み止めとシップをもらってしばらく様子を見ることにしました。

 

しかし、2か月通院しましたが改善しないため、

今度は注射を腱鞘炎の指に打ってもらうことになり、

動かしにくさはあるものの痛みを感じなくなったそうです。

 

その後何度か注射を打ちましたが、痛みが引かなくなり、

打つ間隔もだんだん短くなってきたため、「ほかの治療方法はないものか?」と

思いインターネットでこちらを知ったそうです。

 

 

 

こちらに来た時のTさんは、痛みで両指が動かしたり、

1関節がはれ上がったへバーデン結節は少しでも触れると激痛が走る状態が、

眉間のしわがからも伝わってきます。

 

 

Tさんも最初の5回は改善を感じられませんでしたが、

お身体を診ていくと指の動きに関係する筋肉や、

手の症状に多い肩から腕にかけての筋肉の硬さがこちらに来るたびに

取れていくのが感じられました。

Tさんにそのことと、ご自宅で簡単にできるセルフケアをお伝えしました。

 

Tさんは、毎年クリスマスには福祉施設に訪問してフルートを演奏されているそうですが、

前回は指が痛くて満足に演奏できなかったそうです。

 

初診の時に

「今年のクリスマスには治したい!」とおっしゃった言葉にすごい力を感じました。

 

だから、最初のうちは、「こんなに簡単な方法で痛みが楽になるの?」と

半信半疑で始めたセルフケアもコツコツ毎日続け、

2週間に1回の施術を続けてこれた原動力になったと思います。

 

 

 

そして、8回目にこちらに来られたTさんは、

「先生、手の痛みがなくなったので、試しにフルートを演奏してみたら

1曲痛みを感じずに演奏できましたよ!」と満面の笑みでおっしゃいました。

 

実際、お身体の状態もかなり良くなってきていました。

Tさんは遠方から通われていたこともあり、セルフケアを増やし、

痛みを感じない範囲で演奏を続けてもらうようにして、

違和感が出たら来院するようにしました。

 

 

先日、Tさんから近況の便りが届きました。

 

『この冬はクリスマスの演奏がいくつかあったようですが、

指がスムーズに動き痛くて出なかった音も出るようになり、

以前のように楽しく演奏が出来るようになりました。

この冬も寒さを感じて少し痛い日もありますが、

田中先生に教わった様に軽く優しく撫でるようにすると、

いつの間にか痛みを感じなくなります。このままの状態で、

ずっと楽器を吹き続けられたらうれしいです🎵

 

と、報告してくださいました。

Tさんの楽しそうにフルートを演奏している様子と、

そのために頑張られている様子がしっかり伝わってきました。

 

 

良かったですねTさん、これからもお体を労わりながら

フルートの演奏をずっと楽しんでくださいネ。

 

からだ  たから だから

ボデイケアたなか

 

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