以前のように全力でボールを投げることは夢ではない!

野球肩は、ボールを投げようと腕を引き上げた時や、

指先からボールが離れる瞬間などに、肩が痛くなる症状で、

激痛のあまり、しばらく「うずくまる」くらい辛い症状です。

 

大好きなはずの野球が痛みによって、全力で楽しむことのできない

というストレスは、普段の生活にも悪影響を及ぼしてしまいます。

 

私も高校生の時にケガをして、

しばらく野球ができなかった時期があります。

気持ちが落ち込んで、つい家族にあたってしまったことがありました。

 

だからこそ、大好きな野球ができないその歯がゆさはよくわかります。

 

私のところには、病院へ行ったけど改善されず、いろんなことをしたけれど

一向によくならない方が来られる整体院です。

 

あきらめなければ、野球肩は、確実に治っていく症状です。

 

ここでは、野球肩をもう一度おさらいして、

なぜ?今まで治らなかったのか?

どうすることで全力でボールを投げられるようになるのか、

をお話しします。

1.野球肩ってどんな症状

 

シャドウでは痛くないのにボールを投げると痛い

テイクバックをすると肩の前や奥のほうに痛みを感じる

腕を振る加速期で肩が痛い

ボールが手から離れる瞬間から激痛を感じる

痛みで塁間を全力で投げることができない

社会人になって再び野球を始めたら痛くなった

 

病院や治療院へ行くと「しばらく投げるのはやめてください。」と

いわれシップと薬をもらいます。

 

こちらに来られる方は、今まで、ストレッチや、インナーマッスルを鍛える

トレーニング、ピッチングフォームを改善するための指導など受けてきましたが、

 

中々改善されない方が多く来られます。

 

2.患者さんの声

30代 男性

小学生のお母さん

30代男性

3.間違った治療をしていませんか?

 

野球肩の治療をしていても、中々改善しないという方の場合、

その治療が間違っている可能性があります。

一般的に行われるケアもタイミングや方法を間違えるとかえって

 

症状を進行させるケースがあるからです。

3-1.インナーマッスルを鍛えることは難しい

 野球肩の治療としてインナーマッスルを鍛える方は多いのですが、

いくらやっても、改善しない方は意外と多いと感じます。

 

肩関節は下図のように肩甲骨の小皿のような所に、ボールのような

腕の骨で構成されているので、360°自由に動かすことができます。

しかし、自由に動かすことができるからこそ、不安定な関節とも言えます。

 

肩のインナーマッスルは、回旋腱板(ローテーターカフ)ともいわれ、

その役割は肩関節を安定させることです。

 

http://www.chaki-chiro.jp/より出典

 

このインナーのバランスが崩れることが、

野球肩になる要因の1つだと言えます。

インナーを鍛えることは一見理に適ってはいますが、

多くの患者さんを診ていると、かえってアンバランスが、

助長されているようで、そういったことからも、

4つあるインナーをバランスよく鍛えることは、

なかなか難しいと言えます。

 

野球肩を早期改善するためには、鍛えてアンバランスを増すことよりも、

インナーを柔軟にする方が、より早期にバランスを整えることができ、

 回復が早い傾向にあると、多くの患者さんを診てきてそう思います。

 

肩のインナーマッスル

http://tbm-jp.com/より出典

3-2.ストレッチは逆効果になる場合がある

ストレッチは、筋肉を柔軟にするための有効なケアですが、

実は痛みを抱えている体にとってはかえって負担をかけてしまう

ことがあります。

 

痛みにより過緊張になった筋肉にはストレッチも負担になってしまうからです。

この時の体は、筋肉を緊張させ、伸びにくいようにすることで、

痛みで損傷した筋肉を守ろうとします。

 

ですので、そのような時にストレッチを繰り返すと、どんどん筋肉は硬くなり、

肩周りの動きを制限させると同時に痛みが増してしまいます。

4.思いっきりボールを投げるために必要なこと

 

野球肩は、肩関節の動きがアンバランスになることで起き、

その硬くなった筋肉が、本来ならスムーズに動く関節の動きを

邪魔して痛みになると考えいます。

 

ボディケアたなか では、過緊張になった筋肉を柔らかにしていく施術を

することと、こちらからお伝えする、セルフケアや、アドバイスを実践

することで、ステップアップするように、投球強度と投球距離を伸ばして

いくことができ、以前のように野球を楽しめる状態まで戻していきます。

 

5.肩だけが痛みを起こす原因ではない

 

ボールを投げることは、とても複雑であり全身の一連動作で行われます。

 

私の経験では、野球肩の患者さんの多くは、肩甲骨や股関節周りの筋肉

硬い傾向にあります。

 

このような大きな筋肉が硬くなって可動域が狭くなってしまうことで、

その負担を肩が担うことになります。

 

投球フォームは複雑な動作に加え、人それぞれ違うので、肩甲骨や股関節周りの

筋肉の硬さに加え、他の場所などの複合的な原因も多く、一人一人違います。

施術をするポイントは違います。

 

施術では、投球動作を観たり、痛みの経緯や場所などを詳しく聞く中で、

 仮説、検証を繰り返しながら、原因を突き止め対処していきます。

 

6.全力で投げるまでのステップが要になる

 

野球肩の治療は、以前のようにボールを投げられることと同時に

再発しない体づくりがゴールです。

 

そのために、階段を一段一段確実に上がっていくようなステップが

必要になります。

 

野球肩が中々改善しない方が陥りやすい要因に、

せっかく良くなってきても無理をして痛みを起こしてしまうと、

再び筋肉が硬くなって、振出しに戻ってしまうことにあります。

 

確実に早期回復するために、痛みのない範囲で強度と距離を伸ばして

いく必要があり、私がサポートをしっかりしていきます。

 

そのために、患者さんには、肩のコンディションのためのエクササイズやケアを

どんどん行っていただきます。

7.野球肩は治る症状です

 

野球肩は決して治らない症状ではありません。

 

「もう、治らないから仕方がない。」と言って、手投げで痛みをごまかすのではなく、

 

以前のように思いっきりボールを投げ、大好きな野球を全力で楽しむことは

決して夢のような話ではないのです。

 

「野球ってやっぱり楽しいです。」と言葉を頂くと私とても嬉しいです。

わたしも野球の楽しさを知っている一人ですから。

 

大丈夫ですよ。一緒に頑張りましょう。

 

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