しびれと痛みで字が書けなかった手の症状を克服したＫさん

こちらに来られる患者さんは、「今まで、できたことができないことは本当に辛いですね。」

ということをおっしゃられる方は多くいらっしゃいます。

何気なくやっていたことが、だんだんできなくなっていくことの不安や辛さは、

計り知れないことだと思います。

 Kさんも、はじめてこちらに来られた時にそのようなことをおっしゃっていたお一人です。

ｋさんからの声

Kさんは、50代の女性で、手のしびれや痛みを抱えていました。

はじめの頃は、朝方手にしびれを感じましたが、生活に支障がなかったので、

そのまま放っていました。

でも、やがて、しびれが増していき1日中感じるようになり、腕のだるさや痛みも加わってきて、

心配になったので病院へ行ったそうです。

病院では問診と触診をしましたが、診断名は告げられず、「しばらく薬を飲んで様子をみましょう。」と、

処方されたメチコバール（ビタミンＢ１２）というお薬を、それから、欠かさず

飲み続けましたが一向に手の症状が良くなる気配はありませんでした。

むしろ、しびれはどんどん増していき、睡眠中にしびれや痛みで起きることや、

ペンで字を書くことができないほど、徐々に生活に不自由を感じるようになって

しまったそうです、「私の手は、この先どうなってしまうのだろう。」と、

不安だけが日々募る様になっていったそうです。

「これって、なんの病気なの？」

「何とかしたい。」

「薬以外に何か治す方法はないものか。」

そのような思いで、インターネットを検索していくと、手根管症候群という症状が

Kさんの状態と一致することが分かってきました。

さらに、治す方法などを検索していく中で、薬や注射以外に手術という方法が

あることが分かりました。

しかし、手術をされた方のブログなどを見ると、必ず良くなるというものでない

という事に不安を感じたそうです。

できるだけ自分の体にメスを入れずに治したい、と思いさらに手術以外の治療法を検索と続け、

偶然こちらを知ったそうです。

最初は、整体と聞き「大丈夫？」と思ったそうですが、これからも仕事も続けていきたいし、

ダメで元々と思いこちらに予約をしたそうです。

Kさんが、こちらに来られた時は、グーをすると痛みとしびれを感じ、

しっかり握れず、問診票も書けない状態でした。

こちらでの施術は、痛みやしびれが出ている以外の場所に原因が潜んでいる場合も多いので、

体全体を観ていきます。

Kさんもそうですが、手根管症候群の患者さんの多くは、肩から腕にかけて筋肉が緊張し

硬くなっている傾向にあり、初回はそれらの部位を中心に施術を行いました。

痛みやしびれは、それらを感じ取る脳や神経が過敏な状態になっている状態であると思います。

リラックスできる状態にするための施術をするだけでも楽になるケースが多いからです。

施術を受けてからは、朝までしびれで起きることなく、ぐっすり睡眠できた様子で、

Ｋさんは少しビックリされた様に、お話しくださいました。

その後、3回目の施術で、手の痛みはなくなりました。

Ｋさんのお仕事は営業で、毎日何人ものお客様と接することもあり、

常に時間に追われているそうです。

そのような生活からか、Ｋさんは、呼吸が浅く、焦ったり緊張したのきなどは、

気が付けば息を止めてしまうということを話してくださいました。

呼吸が浅く、一時的に息を止めてしまうと、リラックスできず体全体を緊張させ、

筋肉を硬くしてしまう可能性があるので、Ｋさんには、とにかく気づいた時に、

ゆっくり息を吐くことをお伝えしました。

「吸う時はどうすればいいですか？」と質問がありましたが、

Ｋさんの場合は息を吸うことを意識すると、一生懸命やり過ぎて体に緊張を

強めてしまう可能性があるので、

「ゆっくり吐くことだけを意識できれば、自然にゆっくり息は吸えますよ。」と

お伝えしました。

私たち動物は呼吸をしないと、数分も死んでしまいます。

普段は無意識に行われている呼吸ですが、とても重要で、ゆったり深い呼吸は、

鎮静作用や血流を良くしてくれ体の回復を促すなど、体をより良い状態に導いてくれますし、

どこでも手軽にでき、最も重要なセルフケアだといえます。

その後、硬かったＫさんの肩の筋肉はずいぶん柔軟になってきたので、

腋から腕指先にかけて、神経に沿って細かい箇所を施術をしていき、

6回目には、しびれは弱く指先のみになり、ペンで字を書くこともできるようになりました。

ここまでくると、完全に回復されるまで、もう一歩というところです。

Ｋさんからは、

「ありがとうございます。手の痛みやしびれと共に、長年の肩こりも改善されました。」と、

おっしゃってくださいますが、それは、施術だけではなく、Ｋさんが、

お家で続けた生活改善やセルフケアをされた頑張りの成果だといえます。

私どもは、普段の生活を改善やセルフケアが患者さんの今後の生活をより良くするために、

とても重要であると考えています。

痛みやしびれは普段の生活習慣の要因が大きく、生活改善やセルフケアを続けることで、

その後も手根管症候群を再発することなく生活を楽しまれてる方は多くいらっしゃるからです。

もし、手の痛みやしびれで悩んでいましたら、お気軽にこちらまでお電話ください。

生活習慣やセルフケアなどお伝えできることは必ずございます。

お大事にしてください。