今回は、ご自身でもできる野球肩のセルフケアをご紹介いたします。
私が診ている野球肩の方の傾向の一つとして、寝た状態でバンザイをすると、
肩関節に痛みや引っ掛かりを感じる方は、少なくありません。
https://stretchpole-blog.com/while-sleeping-stretch-11000 より出典
このような場合、腕を下ろした状態で、頭の方から体を見ると痛い肩が上に上がっている、
いわゆる「巻き肩」になっている傾向があります。
https://stretchpole-blog.com/shoulder-rolls-forward-17083 より出典
◆野球肩は関節内の動きを失っている
野球肩は、ボールを投げる動作を何度も繰り返していると、によって関節内の動きがスムーズさを失い、
ぎくしゃくした関節内の動きが痛みの要因の一つと考えています。
でも、同じようにボールを投げているのに、野球肩になる方とそうでない方がいるのは何故でしょうか。
それは、出来るだけ多くの筋肉や関節を使ってボールを投げれるのか。
一部の筋肉が酷使されてしまうのか。が、大きなカギだと思います。
また、野球肩を患っていても野球は好きなので、ついつい試合にも出てしまうことは多くあります。
肩を痛めた状態で、ボールを投げようとすると、痛みを回避するために、腕だけで投げようとするケースが
ありますが、その場合、多くの筋肉や関節を使ってボールを投げることができなくなり、より一部の筋肉に
負担をかけてしまうので、悪循環になり、回復できない環境を作ってしまいます。
投球動作は、全身のつながりの中で行われる運動です。
脚→腰→背中→肩甲骨→肩→肘→手首→指先
といったように、下半身からの大きな筋肉で作った力を上半身に伝えながらの連動運動です。
http://www.koriyama-h-coop.or.jp/hospital/shinryo/kata/case09.htmlより出典
下半身の力を肩に伝えるために、その間にある肩甲骨の役割は大きく、ここが働かないと、
下半身の作られた大きな力が肩甲骨を飛び越え、一気に肩関節に集中してしまい、負担を
かけてしまうのです。
◆肩甲骨=肩の負担軽減+パフォーマンスアップのカギ
肩甲骨は、肋骨に浮くような関節(肩甲胸郭関節)で、上下(挙上・下制)、内外転、回旋などの動きができ、
腕の動きの起点となり、常に連動しています。図参照
https://shotakimura.com/より出典 https://text.tedikara.com/rom/より出典
先に触れた巻き肩は、肩甲骨が常に外転傾向にあります。肩甲骨には肩関節より大きな筋肉が
付着しているので、肩甲骨を十分に働かせてボールを投げることで、しなり動作となり、より速く遠くへ
ボールを投げることができるのです。
◆肩甲骨から腕を動かすためのセルフケア
今回は、肩甲骨から腕を動かすセルフケアを紹介します。
簡単で、短時間でもできるので、ぜひやってみてください!!
ただし、行っている時に違和感や痛みなど嫌な感覚があったら、すぐにやめて様子を見てください。
※ポイントは、肩甲骨を動かすことで、結果、腕が動いてくる。みたいな感覚でやることです!
からだ は たから だから
ボデイケアたなか
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